走り始めたキモチ

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コンパの会場となるお店は落ち着いた雰囲気でまさに大人が引き寄せられるような魅惑的なBGMが流れていた。 店内にはいくつものキャンドルが置かれていて、より一層の妖艶な雰囲気わ漂わせている。 美「個室だよね?」 万「はい!もちろんですよ!」 いたずらな目をした万里子、こういう時は何かをたくらんでいる証拠なのだ。 個室へ着くとすでに先客がいた。 「こんばんは!お疲れさまです。」 わたし達四人はここぞとばかりに声を揃える。 それと同時に素早く品定め。わたしは入り口から近い席に着く。 いわゆる下座ってやつ。動ける女はモテると自負しているから。 決まって万里子は奥の席であゆかと美波はその間と、決まっている。 「とりあえず乾杯しよ。ビールでいいよね?」 とスポーツ刈りの男性が声をかける。
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