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綺麗な顔に反して意外と大きなその手に思わずどきっとする。
「はっはなして…ください…。」
先輩をキッと睨み付けた。
「用事があってきたんじゃないの?」
微笑みながら、でも、つかんだ腕は、離さないで先輩はいった。
そう
私はもともと、この部室に入部届けを出しに来た。
でもこんな失礼な、おかしな先輩を見る限り、真面目に活動しているようには思えない。
「いえ…なんでもないです。」
せっかく文芸部のある学校を選んだのに
私は文芸部に入ることを止めた
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