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由「憐ー、まだー?」
憐『ぅ…、まだ…』
――数分後。
周「れー先輩?」
憐『…まだ』
――更に数分後。
冬「おい、憐?」
憐『…………』
周「はーい、タイムアウトー」
憐「わっ、ぁ、ちょっ、開けるな!」
冬「…っ」
周「ぁ…」
由「わぉ…」
……目の前に広がる光景に、僕達はつい顔を赤らめてしまった。
恥ずかしそうにスカートの裾を下げる手、真っ赤に染まった頬。
睨むような目は寧ろ僕達を煽っていて、赤いミニスカートから覗く白い足にぴったりな黒のハイソックスに、危うく理性を持っていかれそうだった。
流石れー先輩。
女物でさえも女より綺麗かつ可愛く着こなすんだから。
今年は、今までで一番のクリスマスプレゼントだと、本気でそう思った。
―以上、下野周の日記より抜粋―
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