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「……あれ?」 それは何百回目の起床だったんだろう。 どんなに考えても死体がある理由が分からなかった。 死体がある理由を思い出せないんだ。 頬肉をつねると、ちゃんと痛かった。 「やった」 僕の隣には、綺麗な女性の綺麗な死体。 「やったぞ」 それは見知らぬ人で、外傷なんか見当たらないけど確実に死体だった。 僕には心当たりがなくて。 どうして良いかも分からない。 でも……でも、これは夢じゃないんだよ。 「夢じゃないんだ!」 めでたし、めでたし。
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