2人が本棚に入れています
本棚に追加
______
――――
「じゃあ、また明日」
「また明日」
光樹に家の前まで送ってもらい、私達は別れた。
家に入ると一人きり。
家族のいない私には家にいる時間ほど寂しい時はない。
暗く静かな部屋。
疲れているのだろうか。
なにかに吸い込まれるようにベットへ向かう。
ベットに横たわり今日の出来事を振り返る。
『キス』
それだけが頭から離れない。
まだ唇に残る微かな温かさ。
キスは初めてではないのに今でも心臓が高鳴っている。
最初のコメントを投稿しよう!