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「貴女はこの土地の護り神です」
そう言う、20代ぐらいの男
名前は…テシンと言うらしい
『そうですか、よかったですね。それじゃ…』
「えっ!!ちょっ、待って!!君は選ばれたんだよ!!選ばれし勇者なの!!」
『すいません。離してください。スカートを掴むなんて変態ですか。警察呼びますよ。
あっ、呼んでも意味ねぇや』
この人見えねぇし…
「いやいや、何がそんなに嫌なの?!格好いいじゃん神とか」
『格好よくないし、格好よくなろうとも思わないし、そもそも私女だし』
「頼むって!ここの護り神が決まらないと、この土地の時間が狂ったりして大変な事になるんだよ!!」
『……時間が狂ったり?』
「あぁ…時間が狂ったりってのは、時が止まったり…悪ければその土地が消滅する」
少し驚き態度を変える私
テシンは、眉を潜める…
……こいつ…
『………脅してるの?』
「脅してないよ…けど…これが、護り神がいない土地の末路ですよ」
『私は、この力のせいで人生が狂った。この力は壊すだけよ。
何も護れないの。変な期待をしないでよ』
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