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「はいはい、分かりました!」
とりあえず面倒臭くなりそうだったので、軽く同調してみたものの、ソレが沙耶のお気に召さなかったらしく・・・
「・・・何が分かったって言うのよ?」
「だから、干からびて行くんでしょ?」
この一言により、沙耶の面倒臭さはMAXとなってしまった・・・。
「・・・もおっ!あたしは真剣なんだからねっ!・・・先に帰るっ![★]」
「えっ?」
いやいや、ソコまで怒るような事でもないと思うんですけど?
突然の「帰るコール」に呆然としていた私になど目もくれず、沙耶はとっとと一人駅に向かって歩いて行ってしまった・・・。
・・・よほど干からびるのが怖かったんだろうか?
「・・・はぁ~。しょうがない。明日、朝一で謝ろ・・・」
通りを行き交う車に目をやりながら、私も駅に向かうべくトボトボと歩き出した。
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