1. 占いの館

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「はいはい、分かりました!」 とりあえず面倒臭くなりそうだったので、軽く同調してみたものの、ソレが沙耶のお気に召さなかったらしく・・・ 「・・・何が分かったって言うのよ?」 「だから、干からびて行くんでしょ?」 この一言により、沙耶の面倒臭さはMAXとなってしまった・・・。 「・・・もおっ!あたしは真剣なんだからねっ!・・・先に帰るっ![★]」 「えっ?」 いやいや、ソコまで怒るような事でもないと思うんですけど? 突然の「帰るコール」に呆然としていた私になど目もくれず、沙耶はとっとと一人駅に向かって歩いて行ってしまった・・・。 ・・・よほど干からびるのが怖かったんだろうか? 「・・・はぁ~。しょうがない。明日、朝一で謝ろ・・・」 通りを行き交う車に目をやりながら、私も駅に向かうべくトボトボと歩き出した。
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