991人が本棚に入れています
本棚に追加
*****
「やっぱ、このベッドにして正解だったな!超寝やすそう!」
入浴後、パタパタとお肌のお手入れをしている私の後ろで、亮は両手両足を伸ばしてベッドの感触を楽しんでいる。
(・・・子供か!)
鏡越しにプッと笑うと、亮が横目で睨んでいるのが見えた。
「・・・なんだよ?」
「いいえ、何にも。」
それでも笑いがおさまらない私に、亮が急に真面目な声で言った。
「なぁ、オレたちも・・・子供作っとく?」
・・・えっ?・・・子供?
驚いて後ろを振り向くと、亮が優しい眼差しでこちらを見つめていた。
最初のコメントを投稿しよう!