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「お怒りはごもっともでしょう。しかし、私には見えてしまうのですから仕方ありません。」
「・・・見えてしまう?そんな茶番に付き合う気は毛頭ありませんっ!もう帰らせていただきますっ!お金も払う気ありませんからっ!!」
ガタンッと椅子を倒し、怒りに震えながら立ち去ろうとする私に、占い師は落ち着いた口調でこう言った。
「何か聞きたい事があったら、またいつでもいらっしゃい。」
・・・もうこんなとこ、二度と来るかっ!!!💢
揺れる電車の中、ただただ拳を握りしめ、私は家路に着いたのだった。
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