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暗い意識の中で、私はこんな事を考えていた。
死体─────。
人生の中で、お目にかかるのは度々ないだろう。
あるとしても、葬式ぐらいなものだ。
最も、死体に関わる職種につかなければの話だ。
だから、一般人の私には耐性がない。
シタイ─────。
野晒しにされた死体は、もう人じゃない。
ましてや、人の面影が残っている死体は尚更、タチが悪い。
まるで、そこから阿鼻叫喚が聞こえてきそうで……
怖い。
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