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…………
私は彼の“普通”の部屋で目を覚ました。
誰かいないか周りを見渡す、どうやら私1人みたいだ。
ここは大学時代、私がよく行っていた彼の部屋である。
ガラスの机に、アンティークな本棚……うん、“普通”だ。
さっきの事が嘘だと思うくらいに懐かしさを部屋は漂わせていた。
だが、余韻は残っている………異常とも言える光景は私の心に深く刻み付けていた。
(まだ………)
思い出すと、心の臓は、まだ激しく脈を打ち出した。
とその時、江藤が部屋に入ってきた。
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