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電話に出ている彼を、遠くに見遣る。
背の高い君。
なんの電話かな、気になるな。
あ、笑った。
全くもう、可愛いなぁ。
そのアヒル口、超好きなんだけど。
しかし、その笑顔を向けられた電話先、ずるいな。
女の子だったら、嫌、だな。
別に気にしてないけどね。
なんて拗ねてみる。
コーヒーをひとくち。
にがい、にがい。
早く、電話終わんないかなぁ。
テーブルの上に突っ伏する。
君の心はどこにあるんだろうね。
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