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「さあ、こちらです」
「ククリ、こんなに立派なお家に泊まるの初めて~!」
クーちゃんははしゃいでいる。
「ここんとこギップルのテントが続いたからなぁ」
ニケ君はキョロキョロ周りを見てる。
「あぁ… あのふんどし魔人ね」
クーちゃんがクスクスと笑った。
「それはそうと…ジュジュ、何で付いて来てるんだ?」
「え!? あ あぁ、それはね…」
「此処です」
神官が言った。
「うわぁ~! なんて豪華なドアだ!」
「部屋の中はきっと、もっと豪華なのよ勇者様!」
「…違うわよ」
早めに言っとかないと、中に入られたらおしまいだわ…
「あなた達の部屋はこっち」
そう言って、1つ隣の部屋を指差す。
「なぁんだ、こっちだったのね」
「じゃあ、その豪華な部屋は誰の部屋なんだ?」
自分から言おうとしたが、神官が先に言った。
「此処はジュジュ様のお部屋です」
「「えーーーーっ!!!!」」
「こ こんなに豪華なのか…!」
「わーい!ジュジュちゃんと隣の部屋♪」
「偶々…ね」
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