3・チートを貰おう

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「いえ、別に欲しいわけでは。あったら便利だとは思いますけど。えぇと、チートというのは、むむ……そうですねぇ。簡単に言えば凄い能力?特別な力?人間離れした有り得ない感じと言うか……何なんだろう……チートって。」 私が読んだ本の中の異世界に転生したチートな主人公の共通点…… 「こう、無限に湧き出る魔力だとか……魔法は基本的に全属性が使える上に稀少な属性魔法、例えば空間魔法や創造魔法が使えたりとか……?あと人並みはずれて身体が強化されていたり、ちょっとやそっとじゃ傷一つ付かなかったり、毒なんかのステータス異常を無効化したり、異常な程運が良かったり、容姿も良かったり、モテモテだったり、錬金術的な事が出来たり、ありとあらゆる知識を持っていたり、武器全般が扱えたり、不老不死に近かったり、可愛い魔物や格好いい魔物にやたら懐かれたり、元居た世界の知識を活かして異世界では有り得ない何かを成し遂げちゃったり、もはやお前神様なんじゃないの?ってぐらいハイスペックな人間の事ですかね。」 「…………あぁ、うん。……そう。」 「べっ、別に私が全部欲しいってんじゃないですよ!?ただ、私の想像するチートがこんな感じってだけで!」 やばい。神様固まってます。 別に欲張ったわけじゃなくて、私もよく理解出来てないチートを何とか説明しようと言葉を重ねたらあんな風になっちゃっただけなんですけど……
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