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「おっはよ~!」
バンッと大きな音を経てて扉を開いた幸人は、いつも通りニコニコ笑っているが、何処と無くぎこちない。
「幸人君、遅刻してるよ?」
困った様な顔をしている真弥だが、その可愛らしい顔の裏には「テメェ、何遅刻してんだよ。ブッ飛ばすぞ?」と言う悪魔の仮面が見える。
「ごめんねぇ~?
昨日色々有ってさぁ、寝れなかったんだぁ~」
目の下にうっすらと隈が出来ている幸人は、苦笑いを浮かべた。
「言い訳は後で聞く。
とっとと座れ」
不機嫌そうな顔をし、幸人を見る陸斗に幸人は首を傾げるが、言われた通り静かにソファーに座る。
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