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「ったく、アイツ等…ー」
千鶴が小言を言おうとした途端、ガチャリと風紀室の扉が開き、陸斗達は一斉に扉の方を向く。
「…お前等はノックも出来ないのか?」
飽きれた表情をした陸斗は、扉を開いた主を見つめる。
「あぁ、すみません。
ノックする価値も無いと思いましたので。」
悪びれも無い様子でそう言い、気持ち悪い程の作り笑いを貼り付けた青年、花園雅(ハナゾノ ミヤビ)。生徒会副会長を勤めている。
「この俺が足を運んでやったんだ。感謝しろよ。」
人を見下す様な態度を取った青年、二条城 龍騎(ニジョウ リュウキ)。生徒会会長を勤めている。
そんな二人を嘲笑う様に笑う陸斗は、両手を口の前で組み、口を開く。
「感謝?逆に俺達に感謝しろよ。
てめぇ等の仕事を見付けてやったんだからよぉ?」
そんな陸斗の発言に雅は、スゥーッと目を細める
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