ご(^P^)っ

20/29
4165人が本棚に入れています
本棚に追加
/244ページ
「ねぇ、何でりっクンあんなに機嫌悪いのぉ?」 ヒソッと隣に座っている真弥に問い掛ければ、真弥は腕組みをする。 「姫島 雪路が生徒会長の親衛隊隊長を殴って、怪我させたんだって。」 小さな声でそう幸人に伝えた真弥は、チラリと陸斗を盗み見る。 「委員長も怒っちゃって、ついさっき理事長と話終わって、今は姫島 雪路の処罰を決めてる所」 苛立っているのか、喋り方が早口になっている真弥。 「成る程…。流石王道君」 「流石、じゃないよ! 只でさえ面倒な事が出てるのに、もっと大変になるでしょ!?」 幸人を睨み付け、大きな声を出して怒鳴る真弥の姿に、その場に居た者達の動きは止まる。
/244ページ

最初のコメントを投稿しよう!