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金色の髪を揺らす青年は、人工の瞳、紫色のカラーコンタクトは飽きれ顔の陸斗を映す。
「仕方無いでしょぉ?
【親衛隊】の子達に捕まっちゃったんだからさぁ!
りっクンはぁ、風紀室から出てないから【親衛隊】の子に捕まらないから良いかもしれないけどね!」
唇を尖らせながらブツブツと文句を言う青年、椿 幸人(ツバキ ユキト)に陸斗は、目を細める。
「そりゃあご苦労さん」
冷たく言い放ち、積み重なっている書類に手を掛ける。
「もぉ!」
そんな陸斗に不満があるのか、頬を膨らましながら陸斗を見る幸人は、ソファーにボスンと座り込む。
そんな幸人を見て、眉をひそめた陸斗は、口を開く。
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