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「やる気じゃなくて、ヤル気は有るよぉ?」
「椿君は黙っててよ!
委員長、僕はやる気あるからね!」
ニヤニヤしながら言った幸人を睨み付けた真弥は、身を乗り出して陸斗に訴え掛ける。
「キャンキャンうるせぇ…
取り敢えず、仕事すんぞ」
頭を抱えている陸斗を横目に見た千鶴は、机に積み重なった書類を適当に取り、幸人と真弥に押し付ける。
「ほら、陸斗も早く仕事しろよ。
やる気がねぇのは、いつもの事だろ?」
頭を抱えていた陸斗は、何度目かの溜め息を付き、千鶴を見上げる。
「千鶴…、ありがとう」
疲れた顔をしながら千鶴にお礼を言えば、千鶴は頬を赤くさせる。
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