い(^P^)ち

7/34
前へ
/244ページ
次へ
「べ、別にお前の為にしてる訳じゃねぇし!!か、勘違いすんじゃねぇよっ」 プイッと顔を反らし、書類を片手にソファーで仕事をし始める千鶴に、陸斗はほくそ笑む。 「真弥、知ってた?ちーちゃんってツンデレなんだよぉ」 相変わらず、ニヤニヤしながら幸人は真弥に話し掛ける。 「ツンデレ?何それ?」 ツンデレと言う言葉を聞いた事が無いのか、真弥は首を傾げて幸人に問い掛ける。 そんな真弥を見て、「萌え…」と小さく呟いた幸人だが、眉間に皺を寄せた真弥を見て、咳払いをし、再び口を開く。 「ツンデレって言うのはねぇ、ツンツンデレデレって事! 好きな人にツンってすヘブッ!」 「口動かさずに手動かせ、この変態が!」 大きな声で真弥に説明をし始めたからか、陸斗は幸人に分厚い本を投げ、イライラしたような口調で幸人にそう怒鳴る。
/244ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4170人が本棚に入れています
本棚に追加