第2章 リスタート

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先ほどのシュートもあり、自分のチームのポイントガードは朱鷺にボールを集める。 パスをもらった朱鷺は、さっきと同じワンドリブルからのジャンプシュートを放った。 バサッ。 シュートが入った。 朱鷺にとってこのワンドリブルからのジャンプシュートは偶然ではなかった。 ワンテンポ速いワンドリブルからのジャンプシュートは朱鷺の“武器”だったからだ。 また朱鷺にパスが来る。 ディフェンスは抜かれまいと、先ほどよりも深く構えていた。 そこで朱鷺はワンドリブル。 ディフェンスがこれに反応している。 朱鷺はここからステップバックをし、一歩でスリーポイントラインの外に。 そこからジャンプシュート。 バサッ。 スリーポイントが決まった。 ディフェンスに変わり、朱鷺はスティールし、一度ポイントガードにパス。 ポイントガードはリターンパスをして、朱鷺にボールが来る。 すぐさまワンドリブル。 ディフェンスは先ほどのスリーを警戒したせいか、少しタイミングがずれる。 そこで朱鷺はジャンプシュートの構えに。 ディフェンスはブロックに跳ぶ。しかし、朱鷺はもう一歩前に出て、スクープシュート気味のレイアップシュートを決める。 「歩いた!」 しかし、笛は鳴らなかった。 朱鷺はトラベリングをしていなかった。
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