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「え?そうですけど。すみません、誰でしょうか?」
突然呼ばれたため、朱鷺はビックリした。
「やっぱり!自分、尾西 誠二といいます。自分、黒澤さんに憧れて宮本高校に入ったんですよ!」
「なんで俺?それに俺、1年のときにバスケ部辞めたよ?」
「自分が中2の頃、宮本と博多第三の試合見てたんですよ。博多第三の圧勝でしたけど、一番目に止まるのは黒澤さんでした。一人で42得点とか、なかなかできないですよ。」
「‥‥‥‥‥。」
朱鷺は何も言い返せないでいると、誠二は続けた。
「だから、宮本高校入って黒澤さんとプレーしたいと思ってたんですけど、そこに黒澤さんの姿は無くて、本当に残念でした。」
「‥‥そっか。」
「あっ、一方的に喋ってすみません。そろそろ試合ですね。一緒に頑張りましょう。」
「‥‥おう!よろしく!!」
「よろしくお願いします!!」
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