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───会場の外。
「おい、拓哉のせいで試合に遅れちまったじゃねぇか!」
「うるせー。昇平だって寝癖気にしてトイレばっかり行ってたじゃねぇか!」
こんな会話をしているのは、朱鷺の中学時代のチームメイトである。
準決勝に朱鷺が進出したと聞き、応援に駆けつけたのだった。
「さて、どうなっとるとかいな。博多第三が勝っとるとは思うけど。」
「まぁな。でもわからんよ。」
そして、二人は会場に着いた。
「なんや、これ‥‥」
「朱鷺‥‥」
二人は驚いた。
孤軍奮闘で闘う朱鷺の姿。
そして、圧倒的な点差に。
3クォーター残り2分。
92ー41
博多第三の圧勝だった。
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