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--平凡な人生--
「スタスタ」
暗闇の街を歩くのは毎度のことだ。
いつからだろうか?
こんな生活。
そろそろ飽きてきた。
はぁー
溜め息がつい出る。
暗闇の街の道を歩く。
目の前が明るく
なってきた。
コンビニだ。
自動ドアが開く。
「いらっしゃいま…」
夜中だからか
店員の声が小さい。
これも毎度のこと。
俺は酒を取りレジへ。
会計を済ませる。
また暗闇の街へ俺は消えていく。
俺は昼間からのバイトで生計を立てている。
一人暮らしなら全く問題ない。
むしろ貯金も少しある。
周りからは
若いのにバイトを一生続けるの?
など言われる。
変えたくったって変わらない生活。
--アパートに着くと
ドアの鍵を開ける、そして閉める。
袋に入っている酒を置く。
携帯が光る。
手に取ると
[新着メール一件]と出ている。
俺はメール画面を見る。
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