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ブロイニング家。
大ブリテン王国とその他国との間で行われていた貿易において絶大な権力を手にしていた名門貴族である。
広大な土地、名誉、財産を有している裏、利益のためならばどんなに手を汚そうが構わないと噂の一族である。
その一族には古くからあるしきたりがあった。
一族の者は全て金髪金目でなくてはならない。
そして使役するは黒髪の者のみ。
もし、金髪あるいは金目でない赤子がこの家に生まれとしたら?
そういうことは有ってはならない。
有ったのだとしたら
生まれなかったことにすればいい話である。
そういった数々のことからいつしかブロイニング家は裏社会でこう俗称された。
”血染めのひまわり”
と。
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