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お洒落な居酒屋で
イタリアンを食べながら
お酒を飲んだ
三人はお酒が強かったけど
比べて強くない私は
チョコレートのような
苺のような
甘ったるいカクテルを
ゆっくり飲んだ
氷がほとんど溶けてしまうぐらい
恵理子が気を遣ったのか
何も考えてないのか
あたしに話を振る
『ねぇ、姫。このあとどうすんの?』
『え?』
『あたしん家で二次会しようよ。DVD見ながらさ。姫が見たいって言ってたやつだよ。』
本当は疲れてしまって
寝たかったけど
恵理子の好意を無駄にはできない
恵理子はいつもさらっと
人のために何かができる
その恵理子の好意に
あたしの偽善も呼応した
『じゃあ行こうかな』
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