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「白雪姫っ!!!」
ぱたりと倒れた白雪姫。
帰ってきた7人の小人たちが慌てて抱き起こしますが、返事はありません。
「そんな…!!」
「白雪姫、」
「死なないだろ……?」
「何が原因だ…」
「とりあえずベッドを!!」
「あれじゃないか?」
6人目の小人が云います。
あれ、とは何か。
他の小人たちが6人目の小人が指差す方を一斉に見ました。
「あれ…って、」
「林檎、じゃないか。」
「まて、……ただの林檎じゃないかもしれない!!」
そこには、そう、地面に落ちていた、真っ赤なそれはそれはひとかじりされた綺麗な赤い、林檎が落ちていました。
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