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「白雪姫………」
小人たちの心配は増すばかりです。
生きているのかも分からない、そんな白雪姫が。
――…ある小人が林檎を調べています。いろいろな薬品を混ぜたりしているその小人を周りの小人たちは見つめています。
「…これは、幻の【冷眼水(レイガンスイ)】だ……!!!」
「冷眼水?」
「最強の毒とされる…今はないと言われている毒だ。」
「何でそんなモノが林檎の中に……!!?白雪姫は??!」
「冷眼水は、24時間仮死状態だ。まだ時間はある。」
「仮死状態…。」
「どうすればいいんだ!!?」
「冷眼水に効くのは【御拝水(オンハイスイ)】だけだが…。」
「な、にそれ…?」
「これも今はないとされる幻の薬品だ。」
「何処で手に入るんだ??!!」
―――…与えられたのは24時間。
白雪姫との暮らしは楽しかった、そう思っている小人たちは何とかして白雪姫を助けたがっていました。
それはそれは、悪魔に魂を売るくらいに。
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