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夕日が夜と交換する時刻くらい。
歩くのをやめて
壁にもたれかかった
今まで一緒にいた人は
離れて先に行ってしまった
ふと、気がつくと
誰かが近くに座っていた
よく知ってる人かどうかも
わからなかったけど
僕は
『あなたは彼らと一緒に
行かなくていいのか?』
と聞いた。
そしたら
「僕はまだここにいたいから」
と答えた
『変わりものだね』
と僕は言った
すると
「お互い様でしょう」
と答えた
僕らは微笑みながら夜明けまで笑いあった
長い長い夜だった
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