第2章 清流の女剣士

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麗奈は登校中に水樹の店に訪れていた。 麗奈「よし!これにしよ!」 麗奈は羽をモチーフにしたブローチを手に取った。 水樹「決まった見たいね。」 麗奈「水樹さんこれ下さい。」 麗奈はブローチを水樹に持って言った。 水樹「わかったわ。」 水樹はブローチを袋に入れた。 水樹「今回はお金はいらないわ。」 水樹「いいんですか?」 水樹「いいのよ。だってあなたは天使として戦ってくれるじゃない。」 水樹がそう言うと麗奈の肩に乗っている大福が鳴いた。 水樹「大福もそう思っているようね。」 その時店の時計が鳴った。 麗奈「あ、もうこんな時間。学校に行かなくちゃ。」 水樹「もう行くの?まだ学校は早いんじゃない。」 麗奈「私いつも行く場所があるんです。」 水樹「行く場所?」 麗奈「はい。毎日行っている場所があるんです。」 水樹「そう。なら行ってらっしゃい。」 麗奈「行って来ます。」 麗奈は店を出ると学校に向かった。 ギルガドラン「おのれ天使め!」 ヴァルバドス「落ち着けギルガドラン。まだ火の天使しか現れていない。それに所詮ガルムは試作品だ。」 ギルガドラン「では次はどうするのだ?」 ヴァルバドス「こいつがいる。」 ヴァルバドスがそう言うと頭は豹で体は人間の姿をした怪人が現れた。 「お呼びかお頭。」 ヴァルバドス「きたか、リューズ。お前にグッドニュースだ。」 リューズ「グッドニュース?」 ヴァルバドス「そうだ。貴様に人間共の始末を許可する。」 リューズ「そいつはありがてぇぜ。何せ最近この爪が血が吸いてぇと唸ってるんで。」 リューズはそう言うと自分ね鋭い爪を舐めた。 ヴァルバドス「では期待している。」 ヴァルバドスはそう言うと消えた。 その頃麗奈は学校の剣道場に来ていた。 竹刀と竹刀がぶつかり合う音が辺りに響いていた。 麗奈「みんな凄いな~。でも…」 麗奈は一人の生徒を見た。 麗奈「いつも大悟はかっこいいな~!」 麗奈が見ていると大悟が面をとられた。 麗奈「あ!」 麗奈は思わず声を上げた。 大悟「痛ってー。やっぱりまだ葵には勝てないのかなー!」 大悟はそう言うと防具を取った。 葵「わからないわ。ただ、あなたが強くなるなら、私はあなたの倍強くなるだけよ。」 そう言うと葵は防具を取った。
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