第2章 清流の女剣士

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麗奈「葵さん…」 葵「ごめんね。変な質問して。」 葵はそう言うと図書室から出ていこうとした。 麗奈「葵さん!」 麗奈は葵を呼び止めた。 葵「なに?」 麗奈「あの、私何かが言うのもなんだけど、私で良ければ、友達になってくれないかな?」 葵「友達に?」 葵は不思議そうに尋ねた。 麗奈「ダメ…かな?」 葵「ありがとう、麗奈。」 葵が麗奈のところに行こうとすると葵のポケットから何かが落ちた。 葵「あ!」 葵は再びポケットにしまった。 麗奈「葵さん、今の何?」 葵「今のはこれ。」 葵は麗奈にさっきの物を見せた。 麗奈「綺麗な石…」 そこには青い十字の石があった。 葵「昨日家の書斎にあったの。」 葵がそう言うと悲鳴が聞こえた。 麗奈「グランドからだ!」 葵「行くよ麗奈!」 葵と麗奈はグランドに向かった。 リューズ「ここはいい、若い人間の匂いだ!」 リューズは暴れまわっていた。 麗奈「やめなさい!」 リューズ「んぁ!」 リューズが振り向くと麗奈と葵が立っていた。 葵「麗奈、あれ何?」 葵はふるえながら言った。 麗奈「葵さんは逃げて!」 葵は麗奈に言われた通りに逃げた。 リューズ「逃がしはしねぇよ!」 リューズがそう言うと葵の麗奈達の周りの地面が盛り上がった。 麗奈「そんな!」 リューズ「俺様に刃向かったことを後悔させてやる!」 リューズが爪を麗奈に降り下ろした! 葵「麗奈!」 その時麗奈を炎が包みこんだ! リューズ「何!」 麗奈は天使の姿になり聖天剣でリューズの爪を受け止めた。 葵「麗…奈?」 リューズ「そうか、お前が五大天使、レイラの生まれ変わりが。」 麗奈「あんたの好きにさせない!」
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