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麗奈はそう言うとリューズを弾き飛ばした。
麗奈「火神の息吹き!」
麗奈が剣を降り下ろすと炎がリューズに向かって放たれた。
リューズ「ふん!」
リューズは炎を凪ぎ払った。
麗奈「そんな!」
リューズ「お前、相性がわかってねぇみたいだな。この世には属性が6つあり、火、水、雷、風、地、そして氷…火は氷に、氷は地に、地は火に、水は火と地に、雷は風と地に、風は火と地に強い。逆に言えば火は水と地と風には弱いんだよ!」
リューズがそう言うと地面から腕が現れ麗奈を締め付けた。
麗奈「うぁ!」
葵「麗奈!」
リューズ「残念だな!俺の属性は地だ!地の怪物を自在に操る事ができる!」
リューズがそう言うと腕は麗奈をさらに締め付けた。
麗奈「あぐっ!」
葵「麗奈…」
リューズ「人間は無力だ。友達もろくに救えない。まぁ、こいつが死んでも誰も悲しまないがな!」
リューズはゆっくり麗奈に近づき爪を構えた。
葵「そんなことない!」
リューズ「あ!」
葵はリューズの前に立った。
葵「麗奈は私の友達だ!友達が死んで悲しまない友達はいる訳ない!」
リューズ「ならお前から死ね!」
リューズは葵に爪を降り下ろした!
麗奈「やめて!」
麗奈が叫んだ瞬間、葵の体が青く輝いた。
リューズ「な、何だ!」
葵「石が光ってる!」
葵が石を取り出すと石にひびが入っていた。
リューズ「ま、まさか!」
リューズがそう言うと石が割れ聖天剣が現れた。
『待っていた。フローの生まれ変わりよ。』
聖天剣から巨大な青い鳥が現れた。
『貴様、力がほしいか?』
葵「うん!友達を、麗奈を助ける力なら私は欲しい!」
『いい答えだ。よかろう。力を授けよう。』
鳥はそう言うと青い卵を葵に授けた。
『聖天剣を抜いてみよ。』
鳥はそう言うと消えた。
葵「麗奈、今助けるから!」
葵は聖天剣を抜くと水が地面から吹き出し葵を包みこんだ。
麗奈「あれが葵さん?」
葵は青い衣に身を包み、大きくなった聖天剣を持ち、背中には翼がはえていた。
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