第2章 清流の女剣士

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麗奈「葵さん!」 麗奈は葵に近いた。 葵「麗奈、良かった、無事で。」 葵が麗奈にそう言うと葵のポケットから青い卵が落ちた。 水樹「その卵孵さないといけないわね。」 葵「あなたは?」 麗奈「水樹さんだよ。わたし達の味方だよ。」 水樹「はじめまして、私は水樹。」 葵「小倉葵です。」 水樹「葵ちゃんね。 かわいい名前ね。 それよりその卵貸してくれる?」 葵「あ、はい。」 葵は水樹に卵を渡した。 水樹「目覚めよ、守護獣!」 水樹がそう言うと卵が割れ、中から鳥が現れた。 葵「か、かわいい………」 水樹「その子が葵ちゃんの守護獣よ。」 麗奈「やっぱり葵さんは鳥だったね。 私は犬だよ。」 麗奈はがそう言うと聖天剣から大福があらわれた。 葵「真っ白でかわいいわね。」 麗奈「そうでしょ、これが私の守護獣の大福だよ。」 麗奈は大福を抱き抱えた。 麗奈「葵さんは名前つけないの?」 葵「そうね。毛並みが青だから………アクア、なんてどうかな?」 葵がそう言うと守護獣の鳥葵の周りを飛びまわり、葵の肩に止まった。 水樹「名前が気に入ったみたいね。 それより、時間は大丈夫なの?」 麗奈「え、あ!もうすぐ昼休み終わっちゃう!」 水樹「早く行きなさい。」 葵「ですが、グランドをこのままにしておくわけには…それに襲われてケガをした人達もいますし。」 水樹「私がなんとかするわ。」 水樹はそう言うと杖を構えた。 水樹「聖霊の歌!」 水樹が呪文を唱えると地面が光だした。 麗奈「わっ!」 葵「凄い光ですね。」 麗奈と葵はあまりの眩しさに目をふさいだ。 水樹「終わったわよ。」 麗奈「え、えぇぇぇ!」 葵「地面が元にもどってる。 それにケガをした人達がいません。」 麗奈と葵が目をあけると地面が元にもどっていた。 水樹「ケガをした人達は私が転送魔法で保健室に転送しておいたわ。」 水樹はそういうと背中に翼をはやして空に飛び立った。 葵「私達もいこ、麗奈。」 麗奈「うん、葵さん。」 麗奈と葵はそういうと校舎に向かって歩き出した。 放課後麗奈は剣道場に向かっていた。 麗奈(それにしても属性が勝負を大きく左右するなんて… 今回は葵さんがいたから良かったけどもし1人のところを襲われたら今の私では何も出来ない。)
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