第1章 とかれた封印

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塾が終わり、麗奈は帰路についていた。 麗奈「後3日か…退院祝いに何あげょうかな?」 麗奈が考えていると、一軒のアクセサリー屋が目に入った。 麗奈「なんだろう。初めて見る店だけど…とりあえず入ってみよ。」 麗奈は店の中に入った。 「いらっしゃい…」 麗奈「こ、こんにちは…」 麗奈が店に入るとカウンターには、ローブを被った女性がカウンターに座っていた。 「あなたこの店は初めてね。私は店主の筑波水樹。よろしくね。」 麗奈「よろしくお願いします。星野麗奈と言います。」 水樹「麗奈ちゃんね。麗奈ちゃんは何の用できたの?」 麗奈「妹の退院祝いのプレゼントを買いにきたんです。」 水樹「そう。」 水樹はそういうと立ち上がり、店の奥から蝶の形をした髪飾りをとってきた。 水樹「こんなのはどう?」 麗奈「可愛い。美奈にぴったりだな。」 水樹「妹は美奈というのね。」 麗奈「はい。私のたった1人の妹なんです。でも2ヶ月前に脚の骨を骨折して。」 水樹「!?この感じは…」 麗奈「どうしたんですか?」 麗奈は恐る恐る尋ねた。 水樹「麗奈ちゃん今すぐ家に帰りなさい!」 麗奈「は、はい!」 麗奈は鞄を持つと店を出た。 水樹「何なんだろう。この感じ…封印の地に何かあったのかしら。」 水樹はそういうと手を掲げると杖が現れた。 水樹「我が身を封印の地へと導け、リバース!」 水樹は一瞬で洞窟に移動した。 そこには巨大な鏡があった。 そして、傍らには、女性が立っていた。 水樹「フィルハート様!何があったんですか?」 フィルハート「来ましたか水樹。邪竜族とは別に邪獣族と呼ばれる種族がこの2000年の間に現れたようです。」 水樹「邪獣族とは?」 フィルハート「邪獣族とは邪竜族とは違い陸上での戦いを得意とし、主に地、水、火の属性の技を使うそうです。」 水樹「なら早く封印を張りましょう。」 フィルハート「そうですね。」
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