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フィルハートと水樹は杖を掲げた。
フィルハート&水樹『天の神よ、我火、水、地、雷、天の力を持つ者なり。悪き者を封じる力を我に与えん。』
二人が呪文を唱えると鏡に薄い幕があらわれた。
フィルハート「これで大丈夫なはずです。」
フィルハートが杖をしまった瞬間、一筋の光がフィルハートを貫き、フィルハートは倒れた。
水樹「フィルハート様!」
水樹はフィルハートに走りよった。
「へへへへへ天界の女王撃ち取ったり~♪」
水樹「誰だ!」
水樹は声がした方を向いた。
そこには黒いライオンの様な顔をした怪物がいた。
「俺様の名は、ヴァルバドス。邪獣族の王だ!」
ヴァルバドスはそういうとフィルハートの杖を拾い上げた。
ヴァルバドス「天界の女王の杖か…スゲー魔力だ。これなら。」
ヴァルバドスはそういうと、鏡に向かってあるきはじめた。
ヴァルバドス「蘇れ、ギルガドラン!」
ヴァルバドスは杖から黒い雷を放つと鏡を破壊した。
水樹「そんな!」
鏡の割れ目から闇が溢れだし、怪人の体へと変わった。
ギルガドラン「久しぶりの外だ…」
ギルガドランは赤い体に、竜の様な顔をしていて鎧を来ていた。
フィルハート「水樹、あなたは今すぐ五大天使の生まれ変わりを探すのです!」
水樹「しかし!」
フィルハート「大丈夫です。ギルガドランたちは私が食い止めます。」
フィルハートがそういうと体から金色の光が溢れだした。
水樹「フィルハート様!その技はあなたの命と引き換えに放つ技ですよ!」
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