カメラと原稿のランデブー

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「ぐー、すー、むぅ」 蝉の声が鳴り響き、空気が燃えるように暑い夏。 人々は、活発に動き自分を光らせるか、ゴロゴロして自分を衰えさせるなどして一日を過ごしていた それを尻目に一人の少女が気持ち良さそうに寝ていた。ちゃぶ台に体を伏せて、手を伸ばしたまま、ぐっすりと。 「パシャ」 音に反応したのか、耳をぴくっと動かし、それから上体を起こした。まだ眠たそうに細い目を左手でこすりながら。
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