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日曜日の朝。
部屋のベッドで某ディズニーキャラクターの抱き枕を抱え、気持ち良さそうに眠っているのは 火ノ海 飛羅。
「くー…くー…」
今の彼は普段のキツい印象とは程遠く、とてもあどけない幸せそうな表情でいびきを掻いていた。
ガチャ
すると部屋の扉が開き、外から彼の姉である聖羅が入ってきた。
「ほら、いつまで寝てんだボケ飛羅。もう朝だぞ」
そう言いながら飛羅の体を揺するが全く起きる様子はない。
「もう! 朝だってば!
お~き~ろ~っ!」
更に強く揺するが特に変化はなく、相変わらず飛羅はぐっすり寝ている。
そんな彼に痺れを切らしたのか、聖羅は飛羅が掛けていた布団と抱き枕を奪い取った。
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