切ない片思い

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以前から朝、幸輔に迎えに来てもらうことはあった。 リビングで待ってるか、あたしの部屋に入ってくることもあったのに “外で待ってる” そうメールが送られてきた。 あたしはレースのカーテン越しに彼の姿を確認した。 あたしんちの門柱に背中をつけ立っていた。 よく見ると背が高いし、細身でかっこいい。 ドキドキ息苦しいくらいにあたしの心臓は動いていた。 呼吸を整えようとしても無理。
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