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あたしはこの道を何回通っても起きなかった、
奇跡。
いや、触れられたくない、隠せるもんなら一生隠し通したい、あたしにとっては屈辱的な汚点。
あたしの方へ、向かってくる二人。
忘れる訳がない。
あたしのこと気付かないでくれって、何回も神様にお願いした。
でも神様は留守のようで…
「よぅ、紗季久しぶり。」
久しぶりって言いながら、あたしに手を振ってきた。
「お久しぶりです先輩達。」
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