トラウマ

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「高校この近くだったか。」 早く立ち去りたい。 幸輔には知られたくない。 お願い何も言わないで。 「はぃ。相変わらず仲がいいですね。先輩達、一途ですね。」 何気なくあたしがそう言うと、二人は照れくさそうに、顔を見合せていた。 「オレと付き合ったせいで紗季、男嫌いになったんじゃないかって、少し罪悪感を感じでたんだけど、大丈夫そうだな、彼氏できて。安心したよ。じゃあな。」 アウト! 爆弾を投下されたような気分になった。 あたしがつい余計なことを口にしてしまったからか。 開いた口が塞がらないってまさしくこの状況だよね。
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