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競歩のお陰でいつもより早く幸輔んちに着いた。
「ただいま。」
あたしは幸輔が玄関の扉を開けると先に入った。
「お前んちじゃないだろうが。」
あたしは幸輔が言った頃には靴を脱いで上がっていた。
いつものようにリビングダイニングにある食卓に座り鞄を足元に置いた。
「いつもより速く歩いたから、喉乾いた。お茶飲みたい。」
あたしが催促してた時には、幸輔は冷蔵庫からお茶を出しコップに注いでいた。
幸輔ってこういうこと気が利くんだよな。
「お前のせいだろうが。」
幸輔はぶつぶつ文句を言って言っていたが、あたしは完全に無視をし続けた。
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