73人が本棚に入れています
本棚に追加
/181ページ
「あたし餌付けされてるみたい。」
「お前、出されたらすぐ食べるだろうが。」
あたしは立ち上がり、一段階段を降りて、幸輔の方を向きべーって舌を出し、またクルっと回りまた階段を降りた。
「幸輔のくせに心配しないで。」
「何だよそれ。」
あたしが振り返った時には座ってたはずの幸輔が、横から声が聞こえ驚いた。
「はやっ。」
「教室戻るぞ。」
幸輔はあたしの腕を掴み、無理矢理、走って教室まで連れていった。
最初のコメントを投稿しよう!