二人

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亮って人が視界に入ってないのか、それとも入れるつもりはないのか、幸輔はあたしに手を差しのべた。 あたしも普段通り、幸輔の手を握り立ち上がった。 「あんたのせいで目眩がした。」 まだフラフラする体を幸輔の腕に掴まり教室へ入っていった。 あたしの席にたどり着いと、椅子にゆっくりと座った。 あっ! あたしもすっかり亮って人の存在忘れてた。 ヤバいかな。 まあ、いっか。
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