トラウマ

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あたし朝弱いんだもん。 学校来ると、幸輔が勝手に?直してくれるから、つい甘えちゃう。 春菜が顔、見れるようにしてくれて 急に不安になった。 「ねぇ、これからずーっと、三人で一緒に住まない?そしたらあたし綺麗な姿で外歩ける。」 春菜と幸輔の腕を引っ張った。 「自分でしな!!」 春菜は呆れたって顔してあたしを一喝した。 幸輔からもため息が聞こえた、ような 「じゃあ、俺が一緒に暮らしてやるよ。そしたら、色気のあるいい女なにしてやる。」 そう身を乗り出してきた蓮の身体を押し、春菜は何事もなかったように微笑んだ。 でも瞳の奥は笑ってなくて蓮は身震いし言葉を発せないでいた。 「紗季、きちんとすれば、可愛いんだし、告られるんじゃない?」 春菜が天使に見える。 「うそ!?マジで?」 もちろんあたしは小躍り気味。
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