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あたしは笑いが止まらない幸輔に腹立たしくなり、ジロッと睨んだ。
幸輔は手を伸ばし、あたしの鼻の下から何かを取った。
「お前鼻くそついてるかと思ってよく見たら、消しカスだったからお前らしいなと思ってさぁ。
だいたい顔に異物がついてるのに気づかないか?」
その鼻くそに間違われた消しカスを、親指と人差し指で摘まんであたしに見えるように見せてきた。
あたしらしい!?
あたしっていつもそんなイメージ?
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