デート

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あたしは歩きながら足元を見た。 今日は靴下、左右同じやつでよかった。 こんなに注目されて左右違うとか、かなり恥ずかしいもんな。 「…紗季ちゃん聞いてる?」 水沢くんに肩を揺らされ立ち止まった。 そして隣の彼の顔を見上げた。 「へぇ?」 自分でも可笑しいくらい変な声が出た。 話しなんてちっともあたしの耳に届いてなかった。
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