先輩

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「あっそうだ!明日一緒に学校いこー」 「………?」 「だーかーらー、一緒に行こうってば~」 「……。懍…バカ? いつも一緒にいってるでしょ」 「じょ……冗談だってばぁやだなぁ」 アハハと懍は笑っている。 絶対冗談じゃないな… まっいいか! ~~♪ そんなことを言って笑いながら帰っていたら。 私の携帯が鳴り始めた。 「出なよ~」 お言葉に甘えて電話に出ることにした。 「もしもし?」 「あー。俺」 電話の相手は思いもよらない人からだった。 「先輩?!」 「そんな、驚くことないだろ。てか、今から会える?」 今からかぁ… 懍と一緒に帰ってると中だし… 「先輩…ごめ」 断ろうとしたら、会話が聞こえていたか懍が「行きなよ」ってジェスチャーで伝えてきた。 私は同じように「ごめん」って伝えて、先輩と会うことになった。
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