第3章 星の塔

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「かな、いい名前だな。」 厚志は子供のような笑顔で言ってくれた。 「ところでこんなとこでなにやってんだ?」 私は事情を話した。 「なるほどな。じゃあ俺も手伝うよ!ご飯もらったしこの塔のことはよく知ってるんだ!」 えっへんと言うように胸を張っていった。 「なんで詳しいの?」 私の疑問はそこからだった。 「子供の頃よくここで遊んだから。」 なるほど、私はすぐに理解できた。 でもそれなら道とかも理解していそうだし一人よりは怖くない。 私は厚志にお願いすると二人で塔に入った。
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