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「かな、いい名前だな。」
厚志は子供のような笑顔で言ってくれた。
「ところでこんなとこでなにやってんだ?」
私は事情を話した。
「なるほどな。じゃあ俺も手伝うよ!ご飯もらったしこの塔のことはよく知ってるんだ!」
えっへんと言うように胸を張っていった。
「なんで詳しいの?」
私の疑問はそこからだった。
「子供の頃よくここで遊んだから。」
なるほど、私はすぐに理解できた。
でもそれなら道とかも理解していそうだし一人よりは怖くない。
私は厚志にお願いすると二人で塔に入った。
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