第3章 星の塔

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「あれ?」 怪しいものを見つけた。 足場がないがその先にろうそくが一本置いてあった。 「あれがそうか?」 怪しいものを見つけたことに気づいた厚志が近寄ってきた。 「あれに火を灯せばいいのかな?」 「よし、華菜、やっちゃえ!」 ・・・・・ 私は黙った。 「あれ?」 勢いをつけていた厚志はガクッとなった。 「私補助魔法以外で攻撃魔法は光属性しか使えないから火なんか灯せないよ…」 「マジか!?」 それを知った厚志は焦り出した。 私は光属性しか使えない、獣族は魔法を使えない。 最悪の状態だった。 「まだなにかあるかもしれない、探そう!」 厚志は手を差し出して言ってくれた。 私はその手をとって歩き出した。
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