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その日私は龍侍に進められ龍侍の家でお世話になった。
私は断ったがほぼ無理矢理龍侍のベッドで寝かされた。
龍侍はというとリビングのソファーで寝ると言って部屋をでた。
私は夢を見た。
とても怖く悲しい夢。
私の目の前で石になっていくお母さん。
お母さんの体が石に変わると零は石に変わったお母さんを殴って粉々にした…
「いやっお母さん!!」
勢いよく起きた私は肩で息をしていて体は汗で濡れていた。
がちゃ
「華菜!?」
すぐに龍侍が入ってきた。
まだ鼓動が早く動く私に少しの安心感をくれた。
「なにかあったのか?」
龍侍は心配な顔をしながらベッドの横に座った。
「お母さんが石になってそのまま…壊される夢を見たの…」
私はまだ鮮明に残る夢を話した。
「大丈夫だ、それは夢だ。あいつを倒してお母さん助けるんだろ?」
龍侍はクシャクシャと私の頭を撫でながら言ってくれた。
ガシャーン!!
その瞬間外でなにかが壊れるような大きい音がした。
私たちは驚いてすぐに外へでた。
すぐ近くの家が燃えている。
そしてその家の前には巨大なモンスター…
「ミツ…ケタ…」
モンスターは私を見ながら言ってきた。
「オマエ…ゼロサマノハナヨメ…ホカノオトコトイル…ダカラオレキタ…ゼロサマノメイレイ…オシオキダ」
そう言うといきなり惜しいかかってきた。
「きゃっ」
モンスターは手に持ってるハンマーを振り回してくる。
「くっそ、でかいわりに速いな…」
龍侍も避けるのが精一杯らしく反撃できない。
「私が魔法で動きを止めてみるからその隙を狙って!!」
「わかった!!」
私はなんとかモンスターとの距離を離すと杖を握って魔法を発動させた。
「…草花よ、私に力を貸して…はっ!!」
体の内に貯めた魔力を一気に放出して自然の力を借りて草花のつるでモンスターを縛り上げた。
「今だよ!」
「おっしゃ!!」
龍侍は勢いをつけて手に持っていた剣でモンスターにモンスターに斬りかかる。
「ガーーー!!」
ザシュ!!
ドス!!
2つの嫌な音が周りに響いた。
龍侍の剣はモンスターを貫いていた、モンスターを倒したらしく巨大な体は消えていった。
でもそれと同時に龍侍も攻撃を受けたらしく地面に倒れた。
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